音楽療法のデイサービスセンター 桃華 へようこそ

親切道

オーナー通信　No.23
　現在、桃華では32名の方をお預かりして介護サービスを行っております。要支援1の方から要介護の5まで、年齢も77才から100才と出身地も歩んできた道も其々の方たちで、そのバラエティーを楽しみながら仕事をさせて頂いております。その中で感じるのは、年を経るうちに皆様、より本質的な部分が出てくると感じられることです。我々は仕事としてお世話をしてそのサービスの代償を頂いておりますが、その我々を手伝ってくださろうとする方が多くいらっしゃることです。それは湯呑を揃えたり、楽譜を重ねて下さったり、隣の方にみんなで歌う楽譜のページを開いてあげたり、それは些細なことかもしれませんが、我々としては大変助かることであり心温まる瞬間でもあります。人は誰かのために親切にして、感謝され、嬉しい思いと共に向上していくものだとつくつく感じます。道というものは自身の向上に繋がる行動原理と考えれば、親切道を極めるというのは人生の究極の目的かもしれません。おせっかいと親切は自分中心か相手中心かにより根本的に違うもので、手を貸すか否かは相手の状況を判断して、相手が成長するために手を貸さない事が親切な場合もあります、そこの見極め方が奥深いかなと感じます。　
さあ、今日も一日親切道を極めに行くぞ。

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