音楽療法のデイサービスセンター 桃華 へようこそ

人として

オーナー通信　No.30
　桃華では音楽療法を実施しております、いらしているご利用者の方々はそれを感じてはいないと思います。リクレーションの一環として、体操をしたり、発声をしたり、合唱をしたり、個人で歌ったりと音楽に包まれて、楽しく一日を過ごせたと感じられて帰って行かれます。それぞれのプログラムに意味合いを持たせ、楽しみながら気が付いたら元気になっていたという部分が非常に大切かと思います。例えば、あなたは鬱なので今から治療をしますというアプローチで不安を煽るよりは、遥かに良い方法かと考えます。実際ご利用者の方で私は鬱だったのよと自ら経験談的に話される方が多くいらっしゃいます、こちらからお願いしなくても皆様同士の話の中で自然発生的にされています、同じ悩みの方には非常に参考になる話かと思います。但し、私自身、療法の価値は認めますが、それと同等に大切と感じるのが、皆様との話の中で、桃華は自分たちを認めてくれるから嬉しい、スタッフがたっぷりと愛情を注いでくれるからありがたいと評価されるように、療法を実施する者の人間性です。この部分でどこにも負けない事業所であれば何をやっても成功すると感じます。別に福祉の仕事をしていなくとも、どの職場でも社会で働く上での必要とされる共通の資質かと思いますが、特にこの部分は人を助ける職業ならではの、自分自身を知り、自分の価値を高めるための場としての醍醐味かと思います、人として。

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